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2015年8月10日

名古屋市中小企業条例に関してのお勉強

同友会の名古屋市条例推進協議会で勉強させていただきました。
名古屋市の中小企業条例の「使い方」を法律家の視点で、弁護士の宇田幸生さんが話をしてくださいました。

難しい題材を、本当にわかりやすく伝えてくださいました。
なんで、こんなにわかりやすかったのかを自分んなりに考えてみました。

第一に伝える内容の本質を深く理解されているからこそ、相手に伝わるポイントが絞られている...だと思いました。
内容の本質を深く理解されている人は、不要なことを大胆に削れます。
それがポイントを絞ることにつながり、相手にとってちょうどいい具合の量に精査されたのだと感じました。

第二に話の前提となる「概念」や「基本」を明確に整理して伝えてくださったことです。
「そもそも法ってなんだろう...?」といったように、聞き手がなんとなく分かったつもりになっている内容は多いです。

でも、聞き手がそれぞれ違う内容でなんとなく分かった状態で、発展的な知識を伝えたら大混乱になります。
その「概念」や「基本」といった部分を共通認識としてまず伝えることの大切さを改めて感じました。

第三が具体的を極めるということです。
難しい内容をいかに具体的にイメージさせながら相手に伝えるのか...これには相当なスキルが必要になります。

難しいからといって変に題材を加工せず、そのままの題材(今回は名古屋市の中小企業条例のそのもの)を具体的にイメージさせながら解きほぐしてくださったので、わかりやすく伝割ったのだと思います。

話の中に「難しいことはその趣旨に戻って考える」という言葉がありましたが、まさしくそんな講演でした。
宇田さん、ありがとうございました。

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