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2012年10月 5日

大切な人は亡くなった後も自分の中で生き続ける

公私ともにいろいろとお世話になっている社長の御尊父がお亡くなりになり、告別式に参列させていただきました。
これもブログによく書いていますが、こういう式に参列させていただくと、私も亡くした父の事を思い出します。

父が亡くなった時、自分は「うつ病」で会社を休職しておりました。
結局、うつ病が完治できたところを、父に見せられなかったことが今でも、とても残念です。

ただ、父の四十九日の法要の際に、お寺さんに「息子さんがお父さんを思い出すことで、お父さんはずっと生きているのですよ」と言われました。
当時は、その意味がよく理解できませんでした。
なんとなく、自分が父の事を忘れてしまうようなことがあったら、父がこの世に生きたこん跡が一つなくなるので、それは寂しい事だ...という程度に考えていました。

それが自分の腹にしっかり落ちたのは、数年の時間が経ってからでした。

とても、親しい大切な人に関しては、その価値観や考え方や行動、そして言いそうな言葉までがその人の人物像として自分の中で創り上げられています。
私の場合も、父とは仲が良かったため、父が場面場面で、どんなことを考えるのか、どんな行動をとるのか、そしてどんなことを言うのかが、なんとなくわかります。

それは自分が作り上げた父の姿なのですが、それが「亡くなった後も自分の中で生き続ける」という意味だとわかりました。

おそらく、今の元気にやっている自分の様子を見たら「よく頑張っているな」って言うと思います。
そして、いつも健康にはうるさかったので「お前、太り過ぎだろ!」とも言うと思います。
他にも、いろいろと父の価値観で言いそうな言葉が浮かんできます。

私の中で「父は生き続けている」とということを、再確認する一日でした。