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2012年10月26日

人の良いところが見えますか? 悪いところが見えますか?

人の良いところが見えますか? 悪いところが見えますか?の問は二者択一の単純な問題のようで、実に複雑な問題でもあります。
これは人の性質による傾向として、人の良いところが見えて、いつも人を褒めている人と、悪いところが目につき、いつも人の悪口を言っている人がいます。

もちろん、人の良いところが見えて、いつも人を褒めている人の方が人には好かれると思います。
ただ、人の悪く口と書くと、いかにも悪そうですが、相手の悪いところを指摘すると考えれば、言われた方はより大きな学ぶ機会を得ることができます。

このように人の性質による傾向以外に、もっと自分が考えないといけないと感じた事があります。
それは、「人の良いところが見える、悪いところが見える」というのは、自分の心の持ち方次第ということです。

自分の心が活気に満ちて、前にどんどん進みたいとき、みんなの「良いところ」ばかりが目につきます。
みんなと、協力しながら、どんどん前に進んでいけると感じるのです。

ところが、自分の心が疲れて、曇っているとき、みんなの「悪いところ」が見えてきます。
これは、決して「みんなに悪いところ」があるという意味ではなく、自分の一方的な思い込みで、みんなは悪くないのに、悪いように見えてしまうのです。

つまりは、自分の鏡像を相手に重ねているので、自分の悪いところが、相手を通じて見えているのに、「人の悪いところ」として、自分の目に写ってしまっているのです。

世の中の、「善し悪し」は絶対的なモノではなく、自分のもっている価値観やその時の感情と比較しての「善し悪し」だと思います。
ならば、自分の心を元気にして、曇りを取り除いて、世の中の人や出来事と向かい合った方が幸せと感じます。

最近、ほとんど休みがなかなか取れなくて、心が疲れて、曇っているかもしれません。
こういう状態は、続くともっと悪くなっていく気がします。
今、仕事は正念場で休めないので、その中で、なんとか気持ちを切り替えるのが、必要と思います。