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2012年11月16日

アナログでしか付加価値はつかない

中小企業家同友会「第三回人を活かす全国経営交流会」での宮崎本店宮崎社長の基調講演は、本当にいろいろ学べたと思います。
昨日は、カルトマーケティングについて書きましたが、もう一つ書きたいことがあります。
分科会で学んだことも書きたいのだけど...

申し訳ありませんが、私の言葉で書かせていただきます。
基調講演で「アナログでしか付加価値はつかない」という話がありました。
アナログで勝負する時代になってきており、それは中小企業において追い風であるということです。

デジタルは白黒がハッキリしています。
それは突き詰めていけば、誰もが同じような到達点にたどり着くということです。
つまりは定量的に優劣が判断できる「スペック(性能)」の視点だと思います。
「スペック」を追求していく過程での「商品の差別化」はよく行われます。

スマホでいえば、カメラが高性能になった、電池の持ちがよくなった、画面がひろくなった、高速通信に対応できるようになった...などです。
しかし、「スペック」があるところまで行き着けば「商品の差別化」はされにくくなります。
つまり「デジタルでの付加価値での勝負」は難しくなってきます。

では、どうするのか?
それが「アナログでの付加価値」です。
アナログは白黒がハッキリしていないので、ある人にはピッタリあてはまっても、ある人にはあてはまらないことがよくあります。
一人ひとりの望むものにふり幅があり、突き詰めていっても、誰もが同じような到達点にたどり着くとは限らないのです。

例えば、一人ひとりの顧客へのサービスのポイント、営業で伝える大切なこと、もっと言えば顧客との信頼関係...
これらは1人1人での価値観が異なる結果生まれるアナログの世界です。

アナログの世界では、小細工がききません。
その結果、真面目にやるっていくしかないのです。
これは、仲間のオススメに共感し、ものを買うか決めるソーシャルメディアシフトの話とも共通します。

「アナログな対応での付加価値での勝負」の時代になってきています。
一人ひとりのもつ価値観に対して付加すべきものを見つける...これは、小回りがきく中小企業の得意技でもあると思います。
だから「中小企業において追い風であるといえる」と宮崎社長は話してみえました。
私も、全く同感です。

まだブログには基調講演での学びしか書いていませんが、分科会で学んだこともたくさんあります。
別に同友会の宣伝をするつもりはありませんが、「人を活かす全国経営交流会」では、多くの「気付き」を得ることができました。
本当にありがたいと思います。