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2012年12月22日

努力の仕方は人や状況によってそれぞれ違う

努力の仕方はその人によって、それぞれ異なります。
自分の価値観というフィルタを通して人を見てしまった場合、人が努力していないように見えてしまうことがあります。
でも、それは勘違いであることが多いです。
みんな自分の価値観で、努力をしているのだと思います。

昔、自分は愚かにも「仕事ができる」と勘違いしていた頃があります。
そんなとき、仕事でよくミスをする人や、なかなか成果の上げられない人を「努力が足りないんじゃないか?」って思っていた時期がありました。
ところが、自分が「うつ病」になりかけていたとき、ミスが増え、集中力が切れ、仲間やお客さんにも迷惑をかけ...という状態になってしまったのです。
まさしく、「仕事でよくミスをする人」「なかなか成果の上げられない人」に自分がなったのです。

この時、自分が努力をしていなかったかというと、原因不明で仕事の精度が落ちたことで、今まで以上に必死にもがいて努力をしていました。

急に仕事の精度が落ちもがいていた時、周囲では、「体調が悪いのではと心配をしてくれる人」と「努力が足りないんじゃないかという人」など、様々な人が現れました。
特に「努力が足りないんじゃないかという人」に対しては、自分の努力をわかってほしいと必死に訴えたり、伝えたりしたものです。
しかし、いっこうに理解してもらえないことに、焦りや悔しさなど感じていましたが、どうしようもありませんでした。

後々になって病気が治ってからです。
自分も自分の価値観というフィルタを通して人を見てしまった時は、私のもがきに対して「努力が足りないんじゃないかという人」と同じだった...と気付きました。
そして、そんな自分が、とても恥ずかしかったです。

努力の仕方はその人の価値観や、その人が置かれている状況にによって、それぞれ異なるのだと思います。
自分の一方的な価値観で、その人が努力しているかどうかを判断するのは決してしてはいけないと思います。