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2013年2月 9日

本当の勝者とは、敗者を必要としない人

ある経営者が、面白いことを話していました。
その方は、結構「勝ち負け」にこだわる方だと思っていました。
ところが、実際には違っていました。

「本当の勝者とは...」という話始めだったので、「また、勝ち負けの話かな」って思ってました。
すると「本当の勝者とは、敗者を必要としない人ですね」と続きました。

これまで、いろいろと話をしてきて「勝ち負け」にこだわる方と思っていたのは私の勘違いだったのです。
その方のこだわっていたのは「勝ち」なのです。
振り返ってみると、他者との比較で勝ち負けの話は、ほとんど出た記憶がありません。
ある意味「自分に対して勝って(克って)いるのか」に、こだわっていると言ってよいと思います。

経営者として当たり前ですが、競合の話もよくでるので、それを私は「他者との比較しての勝ち負けと勘違いしてしまったのだと思います。
競合に関しても、自分の経営を客観的に診るためには必要です。
しかし、競合に対して勝ったか負けたかを考えるのでなく、あくまで自分の目標に対して勝ったか負けたかを検証していたのです。

自分は人を見る目が本当に不十分だなと思いました。
「本当の勝者とは、敗者を必要としない人」という考えは、尊敬に値します。
私も、自分を冷静に絶対評価できるようにならないと、とてもこのような優秀な経営者の方とは話ができないと恥ずかしくなりました。