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2013年2月16日

「悩み」とは「欲」の裏返し

私は、しょっちゅう悩んでいます。
心の中では「この悩みが解決すれば、別に何も望まない」なんて思っています。
でも、「この悩みが解決すれば...」っていうこと自体が、それは自分の欲求なのですよね。
自分の「悩み」を振り返ってみると、自分の「欲」が見え隠れします。
「悩み」とは「欲」の裏返しですね。

「欲」は悪いことではないと思います。
その「欲」のために、人は頑張ったり、前に進んだり、耐えたり、我慢したりできるのです。

ただ、「わたしは何も欲張っていません。ただ悩みを解消したいだけなのです...」という方の中には、実は自分が「欲求を持っている」ことに気づいていない場合があります。
「欲求を持っていない」という気持ちが、「私は何も望んでいない、だから何か必死になって動く必要もない」と変な方向に考えがいってしまうことがあるようです。

それが「他責」の考えになってしまい、「この悩みは周囲が何とかする問題」と自分の努力を放棄することにつながってしまうと不幸です。
私は少し苦手ですが、「私は欲求のかたまりです!」って言って、ガツガツ動いている人の方が人間らしい気もします。

「この悩みが解決さえすれば...」という気持ちは、実は「自分の望む世界を作りたい」という、大きな欲求であることを知るべきだと思います。
自分が、大きな欲求であることを知れば、その実現に向けて努力をしていきますからね。

私も自分で「ささいな悩みだから...」と思っていることがあるのですが、「ささいな悩み」なんてほとんどなく、大抵は周囲を巻き込む大きな欲求であることが多いです。
でも、その欲求が「自分だけのわがままでない」限り、自分の欲求と認識し、自分自身のために努力したいです。