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2016年11月 1日

セオリーを禁ずることでより本質に近づく

ある打ち合わせで体感したことです。
その打合せでは「発散」と「収束」からアイデアを形にしていました。

アイデアをキーワードの形で発散し、そこから収束してそのキーワード群を表現した文章に落し込もうとしていました。

KJ法などの収束方法では、出てきたキーワード群をつなぎながら結論に至る文章に落とし込んでいきます。
その結果、収束した文章には出てきたキーワードが散りばめられることが多いです。

今回の打合せでも、初めはそのようなキーワード群をつなぎながら結論に至る方法をもちいていました。

ところが、それを何回も繰り返しているうちに、キッカケは不明ですが、キーワード群に隠れている本質の意味を俯瞰するようになりました。
結果、発散で出てきたキーワードを含まない形で文章を創出するようになっていきました。

収束の元になるキーワードを使わず、収束させていくのは自分にとっては斬新な方法です。
ただ、あえて元となるキーワードを使わないことで、より本質に近づけれることを体感しました。

発想法には様々な発散と収束のテクニックがあります。
しかし、そのテクニックというセオリーをあえて禁ずることで、より本質に近づくことができることを体感できたのはとても大きな学びです。

一緒に打合せをしたメンバーの発想、収束スキルが高かったのだと思います。
ただ、自分もその場にいたことで、一緒に発想することで得る相乗効果を感ずる貴重な経験をさせていただきました。

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