天白地区同友会の6月例会が行われました。
有限会社アーティストリー代表取締役の水戸社長をお招きし、「経営指針を皆で共有していく」というテーマの例会でした。
とても多くの気づきを得ることができました。
その中のひとつですが、非常に自分にとって大切な言葉がありました。
「経営者は本当にやりたいことが何よりも大切、自分は本当に何がしたいのかを考え成文化する」というものです。
自分のしたいことをしている経営者に人がついてこない...という意見もあると思います。
しかし、自分のやりたくないことをつまらなそうにしている経営者に魅力はあるでしょうか?
自分のやりたいことをまずは経営指針書に成文化する。
そして、その指針書を掲げ、少しでも共感してくれる人を増やし、その人たちと一緒に仕事をする...ということが大切だと思います。
それは経営指針書は社員と共感する目的が大きいと思いますが、得意先、パートナー、金融機関...いろいろな共感の相手がいると思います。
「自分が幸せになりたい、でも一人では幸せになれないからみんなと幸せになる」が自分の本音です。
「自分は不幸になってもいい、周囲の人が幸せになってくれれば...」という言葉は尊
いですが、危うい感じがします。
経営者には限らず、「自分の幸せ」を語れない人に、本当の意味で幸せを語れるのか...。
自分としては短期的には「他人の幸せを願う」ことが継続できたとしても、長期的にはやっぱり「自分の幸せを実現しながら、他人の幸せを願う」とういのがスッキリする感じです。
「自分が幸せになりたい、でも一人では幸せになれないからみんなと幸せになる」のためには、自分の考えを成文化して、それを周囲に発信、共有していくことが不可欠だと感じています。
今回の例会の内容も、また自分の腹にとてもおちる内容でした。
また、今回の例会は懇親会が盛り上がりました。
ほぼ、すべての時間が水戸社長への質問タイムでした。
「なぜ付加価値を評価指標としているのか?」「実際のところ指針の共有で本当の苦労は?」といった例会で時間がなくて聞けなかったことも、じっくり聴くことができました。
ずっと質問に応えてくださった水戸社長のぶれない回答に、本当の学びがあった気がします。